訂正仕訳
逆仕訳を行い、本来の仕訳を行う。(削除するわけではない)
例)
売掛金5000を現金で回収した際、仕訳を間違えた。
仕訳)
現金 5000 | 売上 5000 (誤)
売上 5000 | 現金 5000 (逆仕訳)
現金 5000 | 売掛金 5000 (正しい仕訳)
間違えた部分だけを直す場合。(部分訂正仕訳)
仕訳)
売上 5000 | 売掛金 5000 (部分訂正仕訳)
例)
商品96000仕入。代金は掛け。
金額を誤って69000と記入してしまった。
仕訳)
仕入 69000 | 買掛金 69000 (誤)
買掛金 69000 | 仕入 69000 (逆仕訳)
仕入 96000 | 買掛金 96000 (正しい仕訳)
間違えた部分だけを直す場合。(部分訂正仕訳)
仕訳)
仕入 27000 | 買掛金 27000 (部分訂正仕訳)
例)
買掛金決済のため為替手形200000を振り出した際、
貸借反対に仕訳してしまった。
仕訳)
売掛金 200000 | 買掛金 200000 (誤)
買掛金 200000 | 売掛金 200000 (逆仕訳)
買掛金 200000 | 売掛金 200000 (正しい仕訳)
間違えた部分だけを直す場合。(部分訂正仕訳)
仕訳)
買掛金 400000 | 売掛金 400000 (部分訂正仕訳)
貸借反対の場合は金額2倍とする。
伝票会計
仕訳帳→総勘定元帳
あるいは、
伝票→総勘定元帳
にて処理できる。
この場合伝票で仕訳している。(伝票が仕訳帳の代わり)
3伝票制
入金伝票、出金伝票、振替伝票を利用する。
入金伝票とは、借方=現金。
出金伝票とは、貸方=現金。
振替伝票とは、借方、貸方を記入できる。
一部現金取引
入出金、とそれ以外が同時に含まれる取引。伝票が混在する。
分割方式と集約方式がある。
例)
商品1000売上、400現金、残りは掛け。
仕訳)
現金 400 | 売上 1000
売掛金 600
分割方式
単純に分けるだけ。
現金 400 | 売上 400
売掛金 600 | 売上 600
入金伝票)
売上 400
振替伝票)
売掛金 600 | 売上 600
集約方式
先ず全部の取引を現金以外にする。
売掛金 1000 | 売上 1000
そこから売掛金を一部現金で受取ったと考える。
現金 400 | 売掛金 400
振替伝票)
売掛金 1000 | 売上 1000
入金伝票)
売掛金 400
5伝票制
3伝票+仕入伝票と売上伝票を利用する。
仕入伝票とは、借方=仕入。
売上伝票とは、貸方=売上。