以前、MuuMuuで取得したドメインがあって、NSをXserverに指定したまま放置していたのでこのドメインを活用する。メールはそのままXserverで、wwwのみVPSに回す。
MuuMuuでXserverのネームサーバー(ns[1-5].xserver.p)を指定する。
Xserverのサーバーパネル>ドメイン設定
から対象ドメインを追加し、
サーバーパネル>DNSレコード設定
から編集する。
AタイプのIPアドレスをVPSのアドレスに変更する。通常はやらないけど今回はアスタリスクを使ったサブドメインとwww付きを消して1つにしてしまう。
MXはホスト名と内容が同じになっているので、ホスト名をそのまま独自ドメインで、内容をXserverのドメイン(xxx.xsrv.jp)にする。
ホスト名 | A | 210.xxx.xxx.xx | 0
ホスト名 | MX | xxx.xsrv.jp | 0
これでしばらく待つと独自ドメインからSSHアクセスできる。
・DNSレコードについて
A:
ドメインとIPv4を関連づける
MX:
メールサーバー
CNAME:
別名
TXT:
ドメインに関連づけるテキスト情報。主に、メール送信の認証(SPFレコード)に利用される。受信サーバは送信もとアドレスのドメインのTXTレコードを取得しチェックする。
・SPFレコードについて
version qualifier mechanism
という組み合わせになる。
・version:
v=spf1固定
・qualifier:
mechanismでマッチしたらそのメールをどうするかを記号で指定する。
+:
正当なメール
-:
不当なメール(配信しない)
~:
不当なメール(配信する)
?:
指定なし
・mechanism:
送信もとアドレスとマッチするデータを指定する。
ip4:
送信アドレスが一致するか
mx:
MXレコードのIPアドレスと一致するか
a:
AレコードのIPアドレスと一致するか
参考として、
*.domain.com/TXT/v=spf1 +ip4:xxx.xxx.xxx.xxx ~all
ここでは、
+ip4:xxx.xxx.xxx.xxx
と
~all
の2つが指定されている。
例えば、XserverのDNSレコードはどうなっているか。
*.domain.com/TXT/v=spf1 +ip4:xxx.xxx.xxx.xxx ~all
domain.com/TXT/v=spf1 +ip4:xxx.xxx.xxx.xxx ~all
domain.com/A/xxx.xxx.xxx.xxx
*.domain.com/A/xxx.xxx.xxx.xxx
domain.com/MX/domain.com