文章 メモ

●素材を集める

素材の種類は「事象」と「意見」がある。事象はネタ、意見は切り口となる。

最低限必要な素材は
・読後感・結論・伝えたいこと(意見)
・理由(意見)
・背景(事象)
文章の種類によって違いがあり、新聞のような文章は事象が多く意見は少ない。コラムやエッセイは逆。書く文章によってどのような素材が必要か考えておく。

素材の中に一つ、続きが読みたいと思うようなフックを準備する。
>〇〇が流行っているけど、もう使わないほうがいい
>〇〇社は〇〇を重視へ

●素材を書き出す

素材をもとに頭の中にある言いたいことを、主部と述部の短い文章で書く。ここでは、しっかりとした文章にする必要はない。

●仮見出しを作る

ここで作るのは、
・文章の仮見出し(タイトル)
・章/節の仮見出し
・段落の仮見出し

その仮見出しを実際に使うかどうかは関係ない。先ず仮見出しを作り、仮見出しを並べて文章の骨子を作る。何を伝えたいのか、どの順番で伝えたいのか、など、仮見出しを作ることで明確にできる。

●段落

仮見出しを見ながら、素材として作った文章を振り分ける。

段落の先頭に伝えたいことを持ってくる。関連性が強く分けることが難しい内容は連続して2つ結論を書いてしまう。

結論を補助する文章を以下のような関連性で繋げる。(サポートセンテンス)

順接: だから、そのため
結果: その結果
理由: なぜなら
逆説: でも、だが、しかし
換言: つまり
例 : たとえば
添加: そのうえ、さらに
補足: ただし、ちなみに
並列: また、ならびに
転換: ところで
対比: 一方
選択: あるいは
条件: それなら、そうしましたら

●気をつけること

・過剰に主語を略さない。誰が?なにについて?具体的になにしてくれるの?など、相手の想像力に頼らない。省略が丁寧に感じることが多いので省略しがち。
・換喩、提喩に注意。助詞で区切って、それぞれパーツの中で、自分だけが理解できる表現になっていないか。それは自明なことなのか考える。

・文章はできるだけ短いほうがいいわけではない。意味が正しく伝わるような文章にすることが大切。 主部が同じなら「、」で繋げた方が自然な場合が多い。
・紋切り型の表現を避ける。
・書き出しだけは、へぇー、え?、なるほど、となるように。
・句読点や、センテンスの長さはリズムがあるかどうか、歌のように。
・意見、気持ち、事実は普通体にしてみる(する、したがつかない)
・体言止めを活用する場合、ある程度のかたまりごとに文末をつける。
・文末を短くする(させていただきます、という、すること、ついては)
・形容詞は対象に近づける。なるべく具体化して余り使わない。
・抽象表現(高品質など)は明確に。
・ビジネス枕、接続詞はなるべく使わない。
・あの、その、はなるべく使わない。
・が、の、は本当に必要か見直す。
・意味の重複に気をつける。
・受け身(作られている)をやめる。
・考え方を押し付けない。
・誰の意見なのかぼかさない。
・読者が知りたいことは何か?と考える。