簿記 帳簿組織

複数仕訳帳

通常は、
取引→仕訳帳→総勘定元帳
が基本で、一部は
取引→補助記入張
取引→仕訳帳→補助元帳

補助簿に総勘定元帳へ転記することを可能とし、補助簿を特殊仕訳帳と呼ぶ。

以下の6つの補助簿を特殊仕訳帳とする。
現金出納帳
当座預金出納帳
仕入帳
売上帳
受取手形記入張
支払手形記入張

特殊仕訳帳自体の勘定は親勘定と呼び、月末に合計転記のみ。
相手勘定も頻繁に出てくるようなものは合計転記する。(売掛金|売上等)
これを特別欄という。

現金出納帳、当座預金出納帳

元丁という項目が追加されている。

現金出納帳の左側に売上と書かれていた場合、仕訳は
現金 | 売上
となる。

現金出納帳の右側に買掛金と書かれていた場合、仕訳は、
買掛金 | 現金
となる。

現金という勘定科目は親勘定なのでまとめて転記する。
特別欄がある場合は、それも月末にまとめて転記する。
特別欄の科目は元丁の項目はレ点をする。

現金出納帳の元丁の項目には総勘定元帳の番号を記入する。
総勘定元帳の方では、 | 日付 現金出納帳 金額
のように帳簿名を書く。

月末の日付で、特別欄を集計→合計金額を転記→諸口欄に移動→親勘定を集計->合計金額を転記

仕入帳、売上帳

仕入帳は借方、貸方がない。
基本的に借方仕入となる取引がほとんどのため。

総仕入高
仕入戻し(借方、貸方それぞれ転記)
純仕入高(ここは転記しない)
との順番で集計される。

受取手形記入帳、支払手形記入帳

基本、増える取引のみ記入される。
※実際は記入して、減る取引は転記能力が与えられないと考える。

普通仕訳帳(一部特殊仕訳)

全て個別転記が基本だが、
特殊仕訳帳に出てこない取引は普通仕訳帳に記入される。

一部現金などの場合、現金出納帳に現金部を記入し、
その現金も含めた全体の取引を普通仕訳帳に記入する。(重複するということ)
転記は二重に転記しないように注意。

二重転記

2つの特殊仕訳帳の場合、二重仕訳が発生する。(親勘定同士の取引)
その場合、個別転記しないため、元丁欄をレ点で飛ばす。

補助元帳への転記

売掛金元帳、売掛金元帳はどこに対してかなのかを管理したいので、
補助元帳へは合計転記ではなく個別転記する必要がある。